『ミュージシャンに捧げる正しいMotherfuckerの使い方』
はい桐沢です。
皆さんもアメリカのミュージシャンや映画の中の様々なシーンで『Mother Fucker』とか聞いたことありますよね。
これ僕のいるロサンゼルスの音楽の世界で非常に多種多様に使われています。
聞かない日はないくらい、いや聞かない1時間はないくらい。
目次
まずMother Fuckerとは何か?
ここで僕の勘違いMother Fuckerは二つの単語ではなく『Motherfucker』ひとつの単語でした。よくMFと略されるのでてっきり2単語かと、、
下のサミュエルジャクソンをクリックしその先にありスピーカーボタンを押せば発音なども確認できますので、
ぜひ静かな誰もいない場所で確認してください。
この辞書サイトだと
・意地悪で卑劣、または悪意を持った人物。
・卑劣で腹立たしいと見なされる何か(軽蔑や怒りの一般的な表現として使用される)
両方ともネガティヴとなり、上は人物に対し下は状況に対してですね。
キリサーの使用例
演奏仕事先に向かっている時の高速とかで、横の車線からいきなり進路変更をくらったとき、しかもその運転手が携帯でもいじっていたら
Motherfucker🖕
その後いきなりとんでもない渋滞に遭遇した時には涙目で、、
Motherfucker😭
これが一般の世界でのMotherfuckerの正しい使い方です。
音楽の中でのMotherfucker
では僕のいる🇺🇸ロサンゼルスの音楽シーンでのMotherfuckerの使い方。
基本的に一般の世界の使い方もあります『意地悪で卑劣、または悪意を持った人物』に対し
『ふざけんなこの野郎』
という場合は全く一般の世界と同じですが、皆さんもご想像の通り音楽の世界では全てがひっくり返り
『最大級の褒め言葉』
にもなります。
例えば一緒に演奏が終わった後、横のトランペットプレイヤーから
『you are the motherfucking good! 』
と言われたらそれは『オメーくっそ最高だな』になります。
これは過去に黒人ミュージシャンのみならず黒人コミュニティが白人コミュニティーに真意を見せずに黒人同士会話をする。みたいな奴隷時代からの文化があり、その名残と言われている。
Long Story Short 短くまとめると。。
よってMotherfuckerという単語は極端な場合を表したい、それは良いも悪いも『強調する場合』という使い方が正しいです。
日本語で言う『めっちゃ』に近い。めっちゃも良いにも悪いにもいける。
Twitterでこんな事を質問しました。
いきなりですが、独自の言葉を使うアメリカのJazzシーンから問題です。
Japanese motherfucker
と
Motherfucking Japaneseこの違いをちゃんと説明出来たら使ってないシンバルでも差し上げます。
大喜利も歓迎よ
— Satoshi Kirisawa (@KirisawaSatoshi) January 20, 2024
多くの答え(そこまで盛り上がんなかった、、だからこの記事が面白いと思ったMotherfuckerさんたち拡散してねん)が、文法だとこうみたいな話。
質問の意味は文法とかではなく、『違い』をどうやって説明するか?
この記事はもし僕が同じ質問をいただいたらこう答える。
でこれだけが正解ではもちろんありません。しかし正直にいうと
僕も肌感としては全くわからない。
とっさに言われてどっちだか分からない時もある。
でもこの違いは🇺🇸人にとって爆笑してしまうほど、違って面白いらしい。
アメリカ人が感じる違い
最近マイク一本持ってステージに上がり、爆笑をさらうアメリカの文化であろう
Stand-upコメディ
にずっとハマっていて、移動中は基本的に音楽ではなくStand-upコメディを聴いています。
Michelle Buteauという女性コメディアンのリアル体験ジョークに
『誕生日ケーキを移民が経営するケーキ屋さんにオーダーした。オーダー内容は上にHappy Fucking Birthday Kevinと書いて!』
とコメディアンらしい祝い方です。
しかし完成したのは
『Happy Birthday Fucking Kevin』
これで会場大爆笑
- Happy Fucking Birthday Kevin
- Happy Birthday Fucking Kevin
ただ文字列が変わるだけで、意味がひっくりかえり、笑うぐらい振り幅がある。
よって僕からの質問
- Japanese Motherfucker
- Motherfucking Japanese
は上が最上級の誉め方で、下が最低の蔑視です。
並びと少しだけの違いでここまで実は意味が違うと。
これ間違えるとアメリカ人を大爆笑させるくら面白いらしい。
これは文化の中で早いうちに育たないと分からないニュアンスだね。
さっきも言ったけど、僕も正直すぐには理解できない。
世界のMotherfucker Carl Saunders
本当の Motherfucker というものを教えてくれたのは僕の師匠Carl Saundersです。いやでしたというべきか、、去年残念ながら亡くなってしまいました。
彼こそ
The Motherfucker
そんな世界一のMotherfucker である彼のリズムへのMF精神をYoutubeにしています。
その他にも斜めなリズムへの記事をたくさん書いています。この記事が面白いと思ったらもう一本記事を読んでいってね!
ロサンゼルスから桐沢でした!
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