外国人が🇺🇸でプロミュージシャンになる方法

こんにちは、Friend兄弟アミーゴ!

皆さんの中でアメリカで音楽演奏をしてみたい、アメリカでプロのミュージシャンになりたいという夢を持っている方も多いのではないでしょうか。

もしかしたら僕の経験が少しでも役立つかもしれないと思い、シェアさせていただきます。プロフィール写真として添付していますので、ご覧ください。

質問やコメントがあれば、どんな言語でもお気軽に聞いてくださいね。返事が少しロボットっぽくなるかもしれませんが、そこは笑ってください!

また、僕はアメリカに20年近く住んでいるので、アメリカ以外の音楽シーンについてはあまりわかりません。ここでは世界的に有名なドラマーのVinnie Colaiutaヴィニーカリウタ (スーパーテクニックドラマー)を例に出して説明しますが、僕はアメリカ以外での最近の流行りを全く知らないので、もしあなたの憧れのアメリカ人ミュージシャンがいれば、その名前に置き換えてください。

We do not need another Vinnie Colaiuta.

僕は完全なフリーランスのドラマーとしてさまざまな現場で演奏をしています。

プロフィールはこんな感じ

 

 

ジャズを基本にミュージカルやコンサート、ナイトクラブ、アメリカの正式な式典など、毎日異なる現場でドラムを演奏し、それぞれの現場から別々に報酬を得て生活しています。このスタイルを20年近く続けてきました。

そのため、「アメリカでドラムを稼ぐにはVinnie Colaiutaのような演奏をしないといけない」という考えは誤解です。実際、Vinnie Colaiutaのような演奏スタイルが求められる現場は少ないのです。確かに彼の現場はトップアーティストが集まり、大きなお金が動く華やかな世界ですが、それはほんの一部にしか過ぎません。

Vinnie Colaiutaのような演奏が求められる現場は少ない

実際、Vinnie Colaiutaのような超絶テクニックを求められる仕事は非常に少ないです。そして、近所には本物のVinnie Colaiutaがいるため、もしそのレベルの演奏が必要ならば、簡単に本人に仕事を依頼できます。ですのでVinnie Colaiutaのような演奏ができたとしても、仕事は本物のVinnie Colaiutaとの競争になります。しかも彼はそのビジネスに長年携わっているため、簡単に抜けるわけではありません。

挑戦する事に意味がないと言いたいわけではないのですが、現実的に考えると、家賃や生活費はどうするのか? バイトをしながら練習していつかVinnie Colaiutaを超える?

それには何年かかるのでしょうか?

ビジネスを理解する事がフリーランスの生きる道

Vinnie Colaiutaのようなスタイルが求められる現場は少ないとはいえ、音楽の現場はたくさんあります。大切なのは、演奏することではなく、ビジネスそのものを理解し、現場に合わせたプレイをすることです。

例えば、僕がアメリカの学校を卒業した後、ナイトクラブでのダンスバンドで稼いでいた時のビジネスモデルはこうでした。

お客さんに踊ってもらい、汗をかいてもらい、ビールを飲んでもらう。

これだけです。僕たちバンドの役割はお客さんをダンスフロアでずっとダンスを続けてもらい、近所のスーパーマーケットよりも高いビールを飲んでもらうことです。そしてその売り上げの一部が私たちにギャラとして支払われます。

仕事とは、けして家で一生懸命練習した新しいドラムパターンを披露することではない。

ミュージカル劇場やジャズのダンススクールでの仕事も、求められるのは音楽監督、経営者や雇い主と同じ視点です。現場ごとのビジネスの流れを理解することがフリーランスとして成功するためには不可欠です。

音楽ビジネスの中での自分の役目は? 

これをとことん追求しましょう。

ジェフ・ハミルトンの言葉

「ドラマーがドラムを叩きたいためにバンドに入るのと、音楽家が音楽を作るためにドラムをバンドで使う。これらは全く違う。」

まさに僕のいるロサンゼルスでフリーランスとしてお金を稼ぐために必要な考えかた。

ビジネスから練習を組み立てる

アメリカには、Vinnie Colaiutaのようなドラマーが活躍する場面だけではなく、様々な音楽の現場があります。そこで生きていくためには音楽ビジネスそのものに対する理解と、現場に適応したプレイが求められます。

ここを見極める事ができれば日常の練習も方向性が定まります。 

闇雲に早くトリッキーな新しい誰もやった事がないフレーズをテンポを変えて練習する日々とは全く別な練習を組み立てる事ができます。

言葉では簡単に説明できますが、これは音楽学校でも教えてくれません。誰も正解を持っていない答えを自分で死ぬ気で追及できるか?

これが僕のアメリカでのフリーランスミュージシャンとしての生き残る確率を上げる方法です。

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僕の経験を通して、もし興味があれば、どの現場でどのような報酬が得られるのか、ギャラのレートをお答えしますので、どんな言語でも構いませんのでコメントで質問してください。

ちなみに、僕の現場では譜面を見て演奏することがほとんどで、その多くが初見演奏です。この「初見演奏」についてはまた別の機会にシェアしますね!

最後まで読んでくれてありがとう。よかったら他の記事も読んでね!

ロサンゼルスから桐沢でした。

シェアしてくれるとアメリカから喜びます!

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