『クリエイティヴな脳で努力をしない』
この記事は2022年7月16日にオンラインサロン『リズム・ダ・モンデ』に投稿された物です。
●週刊だもんで●
はい桐沢です。
先日グダグダの生配信もしわけないです、、。 脳の回転が下がる事を実際に感じながらの『吠え』生配信で、自分としては燃焼不良。
伝えたかった事を文字にしてみますので、お時間のある時にどーぞー。
生配信では『音楽の練習』に向ける『努力』の話をしましたが、今回のお話は『クリエイティヴな作業』をする方でしたら、全員に当てはまるかと。
もちろん勉強にも、、(もしかしたら読書にも使えるかも)
まず大雑把ですが練習には2つの形があります。
短い目標と長い目標
- 短い目標
例えば来月コンサートがあり、曲を覚えなくてはいけない。などの短期的に習得しなくてはいけないことがある場合は『準備』という練習になります。
これはあまり深掘りしなかったのですが、これまでの『楽器を触りながら覚える』以外にも色々道があると。
僕の場合はミュージカルなど構成がかなり複雑な仕事(繋がりのないテンポチェンジや、歌や踊りに合わせて早くなる、遅くなるなど)をやる場合は、日常的に参考音源を聴き『なんちゃってで歌えるレベル』にする事を目指します。
よって車移動中はその参考音源を無限ループ
例として出したのは
『もし僕がスガシカオのツアーに参加する』
この例え古い? すんませんこれが僕の日本の最後の記憶なんです、、(実は大ファン、いつか実現しねーかな)
としたら楽器の練習ではなく
『カラオケに行って彼の曲を歌いまくる』
ということをすると思います。
自分以外の楽器の情報を覚えちゃうのが一番効果的かなっと。
短い目標は日常生活に溶け込ませる。
でもここはあまり深掘りはしませんでした。
- 長い目標
今回、伝えたかったのは長い目標
『訓練という練習の話』
日常的に行う練習であり、基礎練習とも言われ緊急性がない訓練。
僕の結論は訓練は
『楽しくなる努力をする』
もうこれです。
努力の使い方
『努力=練習をたくさんする→賞賛に値する』
この並びの最後の言葉は適当なんですが、あまり違和感もなく僕ら日本人の価値観が生み出した『美徳』に沿っているため、大体の先生や音楽教室で当たり前のように推奨されています。
毎年行われる『某ビックバンドコンテスト』に参加する大学生は練習合宿で寝ずに練習しているやるこそ『偉い!』となっています。
多分ですが吹奏楽の世界でも似たような話はあるかと、、。
これは脳科学的には全く意味のない行動だということは証明されています。
脳が『快』の状態こそ訓練に適した状態。
睡眠不足で『脳が『快』とは言えない時の楽器の練習』との差は比較なんかしなくても違いがわかると思います。
なんかこれ昭和の野球部のうさぎ飛びや、水を飲むなんて甘えだ!みたいな考えに近くない?
今ではこんな事を言っていますが、アメリカで学生をしているときは、寝ずに練習して、根性練習しないやつを見下し(てはいない)に近い眼差しで見ていたと思います。
練習=苦行?
脳が『快』ではない状態で練習という努力をする。
僕ら日本人は僕の過去を含め、疲れていても、寝ないでも、練習することが美しいとなり、賞賛の対象となります。
しかし脳は僕らが思う美徳とは異なり、このスタイルの練習を『苦』と捉え、練習が苦行となります。
ここで
練習=苦行+努力
みたいな計算式になります。
まあここまでの話はなんとなくわかると思います。これ以上は深掘りはしませんが、僕らの美徳感の中ではこれは当たり前にある現象?でしょう。
『努力は夢中に勝てない』
この言葉を使い、僕が行っている練習への取り組み方を紹介します。
それは
『夢中になれる脳内環境』
を組み立て楽しむ事を最優先する。
やっていることは同じでも苦行を夢中に変える。
なんか理想郷みたいな話ですが、これは簡単な脳科学のテクニックを使うと見えてきます。
クリエイティヴ能力を上げる
シンプソンズのディレクター
皆さんはアメリカの超大衆アニメ『シンプソンズ』をご存知でしょうか?
写真のキャラクターは見たことあると思いますが『黄色いおっさん』が主人公の国民的アニメ
実はそのトップのディレクターが知り合いです。知り合いというかバンドメンバー、、、まあこの経緯は飛ばして、
シンプソンズという国民的アニメを支える彼がクリエイティブになる方法を教えてくれました。
それは
『子供の時にハマった物を視界の端に置いておく』
行き詰まった時、それを見たり触ったりして子供の時のワクワク感を思い出すと、今取り組んでいる作業へのクリエイティヴ能力が桁違いに上がると。
例えば子供の頃に時間を忘れてハマったもの、僕世代のおっさんの場合
ドラクエ3
でしょうね。
2時間3時間などあっという間、時には6時間7時間を越える時も。
こういったときは対象がテレビゲーム(アメリカではビデオゲーム)で良い表現か悪いかわからないのですが脳が『夢中』になっている状態。
だからこそ時間軸が狂う。
(でお母さんに怒られる)
この状態では脳内に麻薬物質が流れています。これを僕は練習やこういった投稿を作成する時に応用しています。
具体的には練習する時や、今のように投稿を作成しているときは視線のはじにガンダムのプラモデル『ガンプラ』を置いています。
ドラクエ同様、僕らおっさんが子供の時にハマったものでガンプラを握り、当時を思い出すだけで、頭の中が『快』になります。
思い込みもあるだろうけどね、プラシーボでも良い。
脳科学的にいうこのガンプラで出来た『快』の状態を、練習や作業で『快』になったと勘違いを起こします。
実際に行っている
- ガンプラでワクワクする
- 練習や作業でワクワクする
これを脳は区別できないそうです。
この話は脳科学/心理学の話ではよくあり、『快』はスライドできると
どいういうことかと言うと
子供の時に夢中になり何時間も遊んだ『快』をあたかも脳は練習や作業でワクワクしていると思い込める。
練習して『快』になっている脳は勘違いを起こす。
自分の脳を騙してこれまでの苦行であった練習を『快』の練習に変える。
この状態に持ち込めれば長時間の練習を簡単に少ない時間で越えることができます。
なぜなら
『努力は夢中に勝てない』
音楽の練習時の具体的な方法としては、譜面台の端っこに僕はガンプラを置いたりします。
ことあるごとに視線を向けたり、触ったりして意識的にワクワク感を盛り上げ、その『快』捕まえたままスライドさせる。
もしかしたらこんな事自然にやっている人はいると思います。
身近に恋人、子供、憧れの人の写真などを置く事も同じような話
その時に盛り上がったポジティヴな気持ちを捕まえ、離さず練習にスライドさせる。
これで
『練習=苦行+努力』ではなくなります。
努力を使うポイントは、練習ではなく
『快』になれる練習環境を作ることに向ける。
ガンプラ、誰かの写真、昔の思い出、お菓子、飲み物、座り後ことの良い椅子などなんでも良いので自分が心も身体も快適に過ごせる練習環境を作る努力をする。
まあこれが努力という言葉に当てはまるかどうか分かりませんが、
一段階UPどころではない練習ができる
まあ工夫かな、でも全力で楽しむための工夫をする努力
最後まで読んでくれてありがとう。
もしよかったら他の記事も読んでね。
きりさーでした。
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