はい桐沢です!
リズム感に悩む人は
リズムに乗れないテンポが走る、遅くなるクリックと合わない
大体このような事を感じていると思います。
もし皆さんがリズムに悩んでいるとしたらどんな事でしょうか?
今回はあまり分析されなかったリズム感というものをリズムへの悩みから探ってみようと思います。
リズムへの悩み
「悩み」から逆算すると僕らのリズムへの「悩み」のもとが見えてきます。
先ほどはいくつか例をあげたのですが、これらは2つに分類できます。
まず「リズムに乗れない」が一つ
「テンポが走る、遅くなる」「クリックと合わない」これがもう一つ。
「リズムに乗れない」はリズムと身体がシンクロしなく、音楽の上で上手く動けない。
「テンポが走る、遅くなる」「クリックと合わない」は何かの影響でテンポという数字が変化してしまう。
ドラマーに多くある悩みですね。
この2種類は「リズム感に悩む」の中にありますが少し性質が違います。
リズムにノレない
ミュージシャンであれば「リズムにノレない」という感覚を味わった事は誰しもあると思います。
ではノルってなんでしょうか?
音楽にノルあいつはノリが良いあいつはノリが悪い人間関係でノリが合わない
など様々な場面で使われ、それ自体に明確な定義が無いまま、まさにノリで使われています。
僕はここをバチっと明確にしたいのです。
音楽の中ではなにかが合わないと『ノリが悪い』の一言で片付けられる事が多くないですか?
このことに関してはこちらでブログにしていますのでお時間のある時に是非
「音楽にノルってなんだ?」
数字のリズム感
「テンポが走る、遅くなる」「クリックと合わない」この悩みというのはよく聞く話で、皆さんも誰かに指摘されたり、誰かに指摘したりした事はあると思います。
これは現代音楽の中では必須のスキルである事は間違いありません。
テンポ120で始まったら120のまま進み、120で終わる。
これらは「数字通りに合わせる」とも言え現代の音楽ビジネスの中で最も重要視されています。
「クリックとピッタリ合う」これこそリズム感がいい!と言われているのは皆さんも聞いたことがあると思います。
これに反論があるわけではないのですが、これだけが「リズム感がいい定義」というのは少しデジタルな最近の考えかなとも思います。
選択肢
数字の世界のリズム、そのスキルへのアプローチの選択肢が数字しかない、というのはこの現代音楽ビジネスの誕生によって生まれた考えです。
しかしこの現代音楽ビジネスはここ数十年で生まれたものです。
「クリックとピッタリ合う」これこそリズム感がいい!とするのであればの現代音楽ビジネス誕生以前は人類は「総リズム感が悪い人」だったのか?
まあそんな事はないですね。
「クリックとピッタリ合う」これこそリズム感がいい!というのは間違っているのではなく、様々なリズム感への解釈のたった一つにしか過ぎない。
と考えるとなんか勇気もらえません?
リズム感への鍵
僕のアメリカプロドラマー生活13年から導き出したリズム感の良い定義
「何があっても絶対に揺らがない4分音符を持つ」
これと「メトロノーム、クリック」の両方に共通するのは4分音符。(メトロノームもクリックも基本4分音符ですよね?)
リズム感というものに対して4分音符というものが大きな鍵になります。
という事はリズム感というものを解明するためには
「4分音符が4分音符と名前の付く前の4分音符の姿」まで掘り下げる必要がありそうです。
教育を受けていないリズム感
そこで参考になるのはメトロノームなど知らない民族の音楽。
リズム学者の言葉
「教育を受けたミュージシャンこそ教育を受けていない民族の音楽を聴くべきだ。なぜならばそれが人間本来が生まれながらにして持っていたリズムだから」
日本の小学校を出ているのであれば「教育を受けたミュージシャン」に誰もが当てはまります。
この動画の僕らを魅了するリズムを教育の中で学んでいない人たち
彼ら彼女らは僕らのメトロノームで作り上げたリズム感をどのように感じるのでしょうか?
めちゃくちゃ気になります。
リズムのリハビリ
もしかしたらリズム感は「メトロノームでトレーニング」という後付けをするイメージではなく
僕らの人間としての能力「リズム感を思い出す」事でリズム教育を受ける前に戻すリハビリテーションと考えるとその対策は大きく変わります。
今までのリズム感を鍛えるには「メトロノームとトレーニングしなくてはいけない」という選択肢の狭い世界から出ることができます。
もしかしたら僕らはリズムに関するものは全て持っており、それを使いこなせるように思い出す。
リズム感に悩む方はトレーニングではなくリハビリに注目してみてはいかがでしょうか?
そのためにはメトロノームで作られていない音楽を身体で聴く事をお勧めします!
おすすめのCD、動画などは他のブログなどで紹介しています!
「未開拓のリズム領域」
LAから桐沢でした!
コメントを残す