リズム感は努力じゃない

はい桐沢です!
 
皆さんリズムにワクワクしてますか?
物事を良くしたい
極めたい
 
となると必要と思われるのが
努力
 
「努力する」というのは美しい姿勢ですが、努力では勝てないこともあります。
 
それは「好奇心やワクワク」という状態。
 
これは才能でもなく、人のワクワクしているときの集中力や想像力は努力の何倍にもなります。

ハマる

何か物事にハマってしまったら「気づいたら時間が過ぎ去っていた」との経験は皆さんもあると思います。
 
僕はドラクエ世代なので、ゲームにハマっている時の体感時間と、現実の世界の体感時間が大きく違うのを何度も経験しました。
 
もし同じ事をリズムで感じる事ができたら、僕らは時間を忘れ没頭し
 
「気がついたらリズム感が良くなっていた!」
 
そんな魔法があるといいのですが、その魔法を使うためにはまず好奇心やワクワクがなくてはいけません。
 
ここが努力では突破できないハードルとも言えそうで、同じ時間を過ごすなら「努力」と「好奇心やワクワク」は言葉以上に大きな差を生み出すのは簡単に想像できます。
 
ということは「リズム感を鍛える!」のではなく「リズム感にワクワクする」という事が先に来ても良さそうです。

リズムの使い道

最近、僕がハマりしているリズムにワクワクする動画がこちら

彼らはブラジルのボディーパーカッショングループ「Barbatuques」
 
読み方は「バルバトゥーキス」ブラジルはポルトガル語なので発音は想像とかなり違いそうです(笑)
 
この動画は同じくブラジルのコーラスグループとのコラボですが、楽器は一切出てきません。
 
見れるのは人間の生身から出てくる物だけ
踊る
歌う
身体を叩く
これはタンバレイヨという中南米の言葉で
叩きたかったら踊れ
踊りたかったら歌え
歌いたかったら叩け
叩く、踊る、歌うは同じ事で切り離してはいけないという事
 
これらを結びつけているのがリズムなんです。 
 
こちらの動画で僕の親友トニーがタンバレイヨを解説しています。

ワクワクを得る

楽器のテクニックではなく、リズムのという側面からこの動画を分析する。
 
分析するというと硬いので、なんでこんなにリズムが「一糸乱れないのか?」不思議じゃありませんか?
 
これはリズムの役目に興味を持つことで、この動画には楽器は一切出てこないので楽器のテクニックの話ではありません。
 
興味を持つことで、少しでも何かヒントでも得る事ができたらワクワクが止まりません。
 
なぜ彼らのリズムが一糸乱れないのか、ここを「練習したから」で話を終わらせるのは非常にもったいないのです。
 
僕の経験上、世界各国の学生を見てきたので、日本人という民族は世界でも屈指の練習好き民族であることは間違いありません。
 
言い方を変えれば「練習」さえすれば努力をしていることになり、それは思考停止状態にもなりえます。
 
練習は世界一するのにリズム感が良いと胸を張って言えない このギャップを僕らは立ち止まって考える必要があります。
 
言い方を変えれば「練習」さえすれば努力をしている事になり、それは思考停止状態にもなりえます。
 
きつい言い方になりますが、もし先程の動画のリズムにピンとこないのであれば、あなたはリズムに興味があるのではなく楽器演奏に興味があるとも言えます。
 
けして悪いことではないのですが、リズムを追求するには少し邪魔をします。
 
まずは自分が「リズム感が悪い」と思う前に自分が「リズムに興味があるのかどうか」 ここをチェックしてみてください
 
そんな煽りまくった動画を作っています。

共通点を見つける

リズムに興味があるかどうか? これだけで色々変わることは皆さんも分かると思いますが
 
では実際にどうすれば良いのか?
 
これは正直に「これだ!」ということは言えません。 
 
なぜならば人が興味を持つきっかけは千差万別で人の数だけ答えがあります。
 
僕のおすすめは共通点を見つける!
この図は歴史の授業で見たこともあると思いますが三角貿易です。
 
簡単に説明すると
 
アフリカから奴隷を北米、中南米に運び、その労働力で作られた綿や砂糖などをヨーロッパに運ぶ。
ヨーロッパからはアフリカに武器が運ばれ、その武器で奴隷をさらに捕まえる。
完成された恐怖のサイクル これが事実としてそこまで昔ではない近年起きたことなんです。
*この出来事が現在アメリカでのBLM運動の人種という問題の発端とも言えそうです。
 
そのアフリカで捉えられた奴隷たちはリズムというものと一緒に北米や中南米に運ばれました。
 
これはリズムの移動とも言えます。
 
ここからアフリカのリズムと中南米のリズムに共通点が生まれます。
 
こちらで僕が普段メトロノーム代わりにしているアフリカや中南米の動画をまとめてあります。
 
お時間のあるときにリズムの共通点を探してみてください

その共通点とは?
 
それがアフリカン・コンセプト
 
アフリカンコンセプトとは? こちらで解説しています
どんな共通点なのか?
なぜ共通点があるのか?
ここに興味を持てたらあなたはリズム感という物の本当の姿を追い始めたことになります。

音楽は音楽だけでできていない

僕らは限られた時間の中で音楽に向き合わなくてはいけません。その限られた時間をワクワクで埋め尽くす事ができたら、どんなに素晴らしいか!
 
その限られた時間を
リズムにハマらずに楽器の演奏テクニックを習得する
 
リズムにワクワクし楽器の演奏テクニックを習得する
どちらが理想的なのは一目瞭然です。
 
その限られた時間を理想的にするにはリズムに好奇心、ワクワクを持つことで努力ではありません。
 
僕のおすすめが先程の「共通点を見つける」という事です。
 
これはリズムだけに限った話ではなく、先程の三角貿易などの歴史、文化、人間など多岐にわたります。
 
いや多岐にわたるではなく、世の中の森羅万象全てが音楽に関わってくる。
 
音楽は音楽だけで出来ていない」 僕の迷言です。
 
世界のあらゆる事にアクセスできる道具として音楽や楽器を捉えると、ワクワク度が増し人生が面白くなりそうじゃないですか?
 
今日のLAからはこんな感じです
 
皆さん 今日もリズムに塗れた良い1日を!
桐沢でした

シェアしてくれるとアメリカから喜びます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です