はい桐沢です!
日常的に使わる言葉『ノリ』『ノル』
音楽以外でも『あいつノリ悪りーなぁ〜』『化粧のノリが良い』や『ノッてきた!』など様々な場面で使われ、大概『コンディション』を表す言葉として使われています。
しかし言葉自体に明確な定義が無いまま、まさにノリで使われています。
なにかが合わないと『ノリが悪い』の一言で片付けられる事多く多くないですか?
ノルという言葉、これを今回は深掘りしたいと思います。
リズム感の良い悪いの定義?
リズムのオンラインレッスンで必ず僕が聞く質問があります。それは
あなたにとって『リズム感が良い、リズム感が悪い』の定義ってありますか?
例えば『こーこーこうだからリズム感が良い、こーこーこうだから悪いなど』もちろん答えは一つではありませんし、それぞれに別の答えがあっていいと思います。
しかし僕の答えは決まっていて『リズム感の良い』定義は
『何があろうが、絶対に崩れない4分音符を持った人』と必ず毎回答えています。
🇺🇸でのリズム感の良さ
先日出したこのブログではアメリカのナイトクラブでの音楽ビジネスに触れました。
そこではお客さんに踊ってもらい、汗をかいて喉を乾かせ、スーパーで買うよりも値段が何倍もするボッタクリ価格でビールなどのお酒を飲んでもらう。
この様なビジネススタイルが出来上がっていて、僕らミュージシャンはそのお客さんの欲しいものを提供するからお金がもらえる。
こちらのでブログを動画しています。アメリカのビジネスから解説した日本とアメリカのグルーヴという言葉の違い、日米の差ではなく違いを解説しています。
🇺🇸ナイトクラブに踊りにくるお客さんはバンドを見にきている訳ではなく踊りに来ているのです。
その踊りに来ているお客さんの求めているのが、僕らミュージシャンの楽器の技量ではなく踊れる音楽である事は間違いありません。
リズムにノルって?
踊れる音楽=ノリのいい音楽
ここで出て来ました『ノリの良い』という言葉!では🇺🇸ナイトクラブではお客さんは何にノッているのでしょうか?
『リズム』 はい正解です!
しかしここで止まってはもったいないです。もう少し具体的にしましょう。
大きなヒントは踊っているお客さんの足元を見ればわかります。
その足はどのように動いているのか、それは音楽に合わせてステップを踏んでいます。
そのステップは何音符で動いているのでしょうか?
そう4分音符!
彼らはバンドが出すリズムの基礎4分音符を身体で感んじ、正にそれにノッて(乗って)いるのです。
僕らには巨体のアメリカ人が乗ってもビクともしない強固な4分音符が必要なんです。
この言葉通りビクともしない4分音符に人はノル(乗る)のです。
これ先ほど説明した僕の『リズム感の良い』定義は『何があろうが、絶対に崩れない4分音符を持った人』の意味です。
4分音符
僕はメトロノームのリズムトレーニングで難しいことをやる事がリズム感を鍛えアメリカ人と対等に演奏でき、お客さんをノラ(乗ら)せることが出来ると信じきっていました。
しかしそれは大きな間違いであることが自分の経験から言えます。
僕がアメリカで生きていくために必要だったこの4分音符、今ままではあまりフォーカスされて来ませんでした。
何故ならば、教科書ではこの図のような説明
それか『4分音符とは全音符を均等に4つに割った物』や『一小節を均等に4つに割ったもの』としか説明されていません。
4分音符の説明は果たしてこれで十分なんでしょうか?
この説明だけで巨体のアメリカ人がノッ(乗っ)てもビクともしない4分音符が作れるとは思えません。
今ままでは10秒もあれば終わってしまう4分音符の説明、僕のオンラインレッスンでは2時間みっちりします。
もしレッスンに興味がある方がいればこちらに案内があります。今日の時点で100人を超える方に受講していただきました。
4分音符の強度
音楽にノルというのは『4分音符という土台に乗る』これだけが答えだとは思いませんが、これが全く違うとは僕のアメリカでの経験上言えません。
この巨体のアメリカ人が乗ってもビクともしない4分音符、これとグルーヴという言葉はアメリカでは全く関係ないとは言えないんです。
皆さんの4分音符の強度はいかがですか?
この4分音符を鍛えるためには4分音符の意味、成り立ちを知ることがとても重要になって来ます。
4分音符が4分音符と名前のつく前の4分音符の姿、ここからアフリカンコンセプトに入っていきます。
アフリカンコンセプトなんて聞いたことないよ!という方はこちらのブログで解説しています!
もしこの記事が面白いと思ったらシェアしていただけると、アメリカで僕が大声で喜びます!
桐沢でした!
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