譜面になる前のリズム

はい桐沢です!

皆さんはどうやってリズムを学んできましたか?
 
おそらく譜面からという方が多いのではないでしょうか。
 
僕もそうで、ドラムのレッスン初日から簡単な譜面。それにアメリカの音楽学校でも日本と同じシステムでリズムを習いました。
 
言葉で説明するより譜面を見た方が早いですね。
僕らはこのような記号を使い説明され、そのシステムのまま記号でリズムというものを学んできました。
 
でもリズムって記号なんでしょうか?
 

重大な欠陥

このリズム教育のシステムに警鐘を鳴らす大学教授がアメリカにいます。
 
ハル・ガルパー
 
彼の名言『アメリカの音楽教育には重大な欠点がある。それはリズムを紙で教えてしまった事だ』
 
この『紙で』とは『譜面で』という事。
 
僕らが今ままで全く疑問を持たなかった『リズムを譜面で学ぶ』という事が重大な欠陥だとの彼の主張。
 
しかも僕がこの話を聞いた時はアメリカの音楽学校を卒業しLAでドラマーとして独り立ちしたずっと後。彼が指摘する『アメリカの音楽教育』をとっくに終えた後でした。

紙で教えるリズム

まず話を進める前にリズム譜面とは何か? を少し話したいと思います。
 
おそらくですが皆さんが初めて見たリズム譜は全音符か4分音符ではないでしょうか?
 
それにこういった物も見覚えがあると思います。ちなみにこれは英語でリズムツリー(rhythm tree)『リズムの木』と言われています。

 

小学校の音楽の教科書や教則本の最初の方に必ず書いてありますね。
 
これが僕らが受けて来た『リズムに線を引き、名前を付け、区分けし数字で表す』西洋式の音楽教育法、リズムを記号で表すという考えです。

アフリカンコンセプト

もしアフリカンコンセプトってなんだ?初めて聞いた!という方はこちらの記事で解説しています!

アフリカンコンセプトってなに?

アフリカンコンセプトを譜面に表すとこのようになります(僕の手書きですいません、、いつかデジタルに更新します)
これらは全て同じです!!
 
これを両手ですると僕がYouTube動画でしている指パッチンと同じになります。
2/3の指パッチンが出来ないとの声もあったので簡単に出来る方法を紹介します。
 
まずはこの譜面を表現するときに僕は『ダンダスダン』と表現します。一度声に出してやってみてください。
 
せ〜の『ダンダスダン』
 
この譜面を指パッチンで演奏すると右 右左 右。 先ずは『ダンダスダン』が出来上がります。
 
これに1番最初の音の場所に左も同時打ちすると僕が動画でしている指パッチンが出来上がり、これであなたも快適なアフリカ2/3指パッチンライフが送れます。

西洋式の届いていないリズム

僕は今現在LAにいますが、この動画を通して地球の裏側の日本の皆さんに西洋式の説明を使いアフリカンコンセプトをかなりの精度で伝える事が出来ていると思います。
 
これが西洋式の音楽教育が普及した大きな理由です。
 
リズム学者の言葉
『教育を受けた音楽家こそ、教育を受けていない民族の音楽を聞くべきだ。何故ならばそれが生まれ持った人間の自然なリズムだから』
 

僕らが理解しなくてはいけない事

 
世界は広い! 
 
僕らが習ってきた西洋式リズム教育だけでなく、西洋化されていない地域がたくさんあります。
 
アフリカや中南米の奥地の民族は先ほど述べた僕らと同じ西洋式で勉強したから強烈なリズムのアンサンブルを生み出しているのでしょうか?
 
そもそもそのリズムは西洋式が発明されるずっと前からあったと考えるのが妥当では?
 
もしかしたらこんな疑問を持つ方がいるかも知れません。
 
僕らとアメリカ人は全く同じ西洋式の教育を受けたのになぜ違いが生まれるか?
 
ここからは文化の違いの話になります。こちらの記事で解説していますので是非

ビジネスから考えるグルーヴ

リズム伝道師

ママディ・ケイタは リズムの起源は人類誕生の地アフリカでの火打ち石だとアイルランド🇮🇪 ダブリンで行われたマスタークラスで語っています。(ママディはフランス語、通訳の方が英語です。日本語字幕もつけられますが精度は、、。)
 
火打ち石と西洋式の譜面 どちらが先に生まれたかは一目瞭然ですね。
 

しかしこれは真実かどうかは確かめようがありません。なぜならアフリカには文字はなく誰かがリズムの誕生を目撃し何かに書き残したという事ができなかったのです。

よって全て歴史は口頭伝承。

ここから導き出される事は『リズムは僕らの想像よりもっと昔からある』

ちなみにですが、リズム譜は長く見積もっても900歳、メトロノームはしっかりと発明された時期がわかっていて18世紀のドイツで約200歳です。ドラムセットはここアメリカで生まれた100歳。

ではリズムは?

分析前のリズム

僕らはアフリカで生まれたリズムを西洋式に翻訳した物で教育を受けて来ました。
 
少し語弊があるのですが言い換えれば『教科書で日本語を使い英語を学ぶ』に近いです。これはある程度学べますが、ネイティブ英語、生きた英語が喋れるようになるのか?
 
答えは皆さんも知っていると思います。
 
では先ほどのこのアフリカンコンセプトの譜面を違う角度から見てみましょう!

 

この西洋式で書いた譜面『ダンダスダン』を簡単に解析すると

・3拍子
・4分音符が一つ 
・8分音符が二つ 
・最後に4分音符が一つ 
 
これが合わさるとこの譜面の通りのリズムになります。
 

アフリカ式で見る

同じリズムをアフリカ式で見るとこうなります。

 
はい、ただの線です。なにがなんだか分からないと思いますが見ての通りただの線。
 
1と2と3 アフリカンコンセプトを西洋式の譜面で表さないとこの様になります。
 
次はこの図をこの様します。
先ほどの1−2−3の線にパルスを表してみました!
 
まず1 この波形が1のパルスです
パルスとは最初に発音した位置から次の発音までの波形の事
次に2 のパルス 1の半分ですね。
で3のパルス 。
 
この3つのパルスのレイヤー(重なり)をリズミック ハーモニーと言います。
 

西洋式で見る

最初の譜面、西洋式で見るとパルスはこの様に流れています。
繋がってはいますが 、重なってはいません
 
1のパルスは次の音が出た途端に無くなります。
 
アフリカンコンセプトの『ダンダスダン』には3つのパルスが同時に流れ重なっているのです。
 
前の図のように3つのレイヤーが同時進行しています。
アフリカンコンセプトにはこんなにも贅沢なリズムの重なりのあるパルスが流れているんです。
 
僕はアフリカンコンセプトを動画で2次元と3次元で説明しました。

 
先ほどのこの譜面が2次元だとしたら
西洋式では無いリズムのコンセプト、アフリカンコンセプトは見方を変えると3次元になりませんか?

2次元と3次元

2次元は2D 、3次元は3D
 
このDとはDimension
・長さ
・幅
・厚さ
・容積 などの意味
 
2次元の世界と僕らの生きている3次元がどれだけ違うかのか想像してください、ただ数字が一個増えたどころの話ではありませんし、情報量の多さは2倍どころではないはずです。
 
アフリカンコンセプトを西洋式の譜面にすると
アフリカンコンセプト は4拍子でもあり、3拍子でもあり、2拍子でもあり、1拍子でもあり、 6/8拍子でもあります。
 
この拍子という考え方も西洋式です。
 
先ほど紹介したママディ・ケイタの言っていたリズムは火打ち石から始まったと西洋式の解析方法どちらがオリジナルのリズムでしょうか?
 
アフリカンコンセプトはもう2拍3連を使ったエキササイズどころの話ではないんです。
 

アフリカを分断

線を引き、名前を付け、区分けし数字で表す。これは音楽に限った話ではありません
 
オタクな話で申し訳ないのですが、15世紀の大航海時代、西洋の国が線を引き、名前をつけ、区分けしアフリカをバラバラにしました。
 
西洋式の考えでアフリカを分断したんです。
 
その考えがリズムを分析する際にも使われましたが、それが悪いと言っているわけではないんです。
 
『線を引き、名前を付け、区分けし数字で表す』これで共通認識が生まれ、同じ認識を持っている人には伝えやすい。
 
地図や譜面にし誰かに説明する際には大変便利です。
 
しかしそれは西洋式で解析、翻訳された2次元なんです。
 

3次元に戻す!

 
『線を引き、名前を付け、区分けし数字で表す』その前のリズムのあり方を知り、西洋式で矯正されられたリズムを解析前に戻す。
 
2次元の譜面を3次元にするのは演奏者の僕らミュージシャンです。それには本当のリズムとは?を知ることが大事です。
 
この西洋式で矯正されてしまった僕らのリズム。これを元のリズムに戻す!
 
そこに本当のグルーヴの秘密ありそうじゃないですか?
 
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桐沢でした!
 
 
 

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