はい桐沢です。
今年ミュージシャンの僕らはもれなくパンデミックの影響を受け、自らの表現の場所をほとんど失いました。
ここLAではパンデミックが始まって9ヶ月目になり、ガイドラインは色々変わりますが
3月の時点のロックダウンとそれほど変わりはなくライブなどは皆無となっています。
残念ながら僕らが恋焦がれた「演奏だけで食べていく」というビジネススタイルは現実的ではなくなり、
インターネット上でのYouTubeやTwitterなどのSNSに表現の場所を移す事を余儀なくされました。
そこでは考えや思っている事を文章にする力が試されます。
頭の中の言葉を文字にする
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それにオンラインコミュニティー向けの記事もたくさん。Twitterは最近飽きてきましたがかなりの頻度で呟いています。
(こっそりとラジオもやっています stand.fm内でキリサーFM)
僕に発信の才能があるとは全く思えないのですが、続けてこれたコツがあります。
そんなパンデミックを乗り越えるための術
頭の中の言葉を文字にする。
アイデアは一体どうすれば生み出せ、どのように形にしていけばいいのか?
僕なりのやり方を書いてみたいと思います。
閃き
元ドラマーの僕の日常
- 色々な音楽を聴き
- 様々な分野の本を読み
- ドキュメンタリーを見まくる
なんともわがままな時間の使い方をしているのですが、そこで感じたことを常にメモっています。
感じる事の最終地点の一つが「閃き」だと思いますが、この「閃き」はいつ降りてくるか分かりません。
だからこそ常にメモれる状況が大事です。
といっても手元に常にiphoneを持っているだけですが。
一時期はシャワーの時もメモれる体制をとってたほどメモれない環境が恐怖なんです。
iPhoneの中のメモアプリ「エバーノート」には「閃き」というフォルダーがあり、かなりの言葉が入っていますが断片的で意味不明なものも多いです。
ルーティーン
![](https://african-concept.org/wp-content/uploads/2020/12/photo-1554210606-885b75e8650d.jpeg)
調子のいい時は30分ほどでYouTubeの台本やブログのほとんどの骨組みを作り上げることができます。
朝起きてから運動してシャワーを浴びパソコンに向かって頭の中の言葉を全て文字に変えていく
この繰り返しをもう長い間して、完全に僕のルーティーンとなり1日でも欠けると何か調子が狂います。
今の僕の発信先は3つあります
ブログYouTubeリズムのオンラインコミュニティー
頭の中の言葉を文字にし始めた時点ではそれがブログになるのか、YouTubeの台本になるのか、コミュニティー向けになるのかわかりません。
とりあえず頭の中の言葉を文字にする。その時間が朝です。
その時にヒントになるのが先ほどのiPhoneに書き留めた『閃き』フォルダー
朝一の運動の後のクリアーな脳で『閃き』に向き合い、文章にしていく。
こんな事をもう長い間、毎日しています。
音楽以外からの刺激
![](https://african-concept.org/wp-content/uploads/2020/12/light-bulb-55e1d54749_640.jpg)
「閃き」といっても何もない所からいきなり閃く事はなく、それまでにインプットした物たちが重なり合う化学反応的なものから導き出されます。
僕のインプットは音楽であることはあまりありません。
最近ハマっている登山、本を読む、世界のドキュメンタリーを見る。
これが今パンデミックの中で出来る僕のインプットです。
一見音楽とは全く関係なさそうですが、僕はこれらから多大なインスピレーションを受け、音楽に落とし込み、その過程や思考を文字に変えています。
革新的なアイデア
僕がなぜこのような考えになったかというと何度も紹介している本
「サイコサイバーネティクス」
この本の中でこのような一文がありました。
「同じ道の専門家からはもう革新的なアイデアは出ない」
これは心理学の本ですが、著者は美容整形外科医。
全くの別分野の専門家が心理学の世界に革命を起こしたんです。
これを僕らに当てはめると、
「音楽の専門家からはもう音楽の革新的なアイデアは出ない」
僕は一応ドラマーなので
「ドラムの専門家からはもう革新的なアイデアは出ない」
とも言えそうです。
音楽以外の一流に触れる
![](https://african-concept.org/wp-content/uploads/2020/12/art-57e8d1434e_640-300x300.jpg)
しかしそこを刺激する革新的なアイデアは音楽の専門家からはもう出てこない。
僕の言葉ではないのですが、好きな言葉があります。
『音楽を知るということは、世界を知ることになる』
まさに音楽という芸術を表している言葉だと思います。
これを逆にしても良いのではないでしょうか?
『世界を知るということは、音楽を知ることになる』
世界には様々なジャンルで一流と言われる人や物事があります。
音楽以外のどんなジャンルでもいいので、一流の作品や一流の人の考えに触れ
そこから獲れるものは僕らが音楽をやっていく上で「閃き」に変わり大きな財産に変わる可能性があります。
僕の迷言
『音楽は音楽だけで出来ていない』
何も難しいインプットをしなくてはいけない訳ではありません。
音楽以外の自分の好きな事
ここに大きなヒントが隠されているとすれば、きっと楽しみながら閃きを待てるようになります。
この彼の頭の中を吐き出した画集? 最高です。
この画集が出来上がるためには想像もつかないほどの時間と興味をインプットに使った事でしょう。
彼の映画とはまた一味違いますが、僕らが音楽に向ける想像力と同じ力を使って出来上がったものです。
ここから彼の作品に対する情熱を逆算できる。
これが僕の本当に大きな財産になり日々の生活と音楽に多大なる影響を受けました。
もう一つ、そんな宮崎監督をビジネス面で支え、ともに歩く鈴木敏夫プロデューサーの本
宮崎駿というアーチストをどうやってビジネスにして彼の芸術を支えるか
そんな裏側が読める貴重な本です。
僕らミュージシャンも知らなくてはいけない『ビジネスと芸術の関係』とても刺激的です。
今日のLAからはこんな感じです
みなさま良い1日をお過ごしください
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