革新的なアイデアの見つけ方

はい桐沢です!
 
僕はロサンゼルスで活動していた(過去形?)プロドラマーなんですが、2018年よりYouTubeでリズムの発信を続けています。
 
その中では自分のライブ映像以外では一切ドラムを出さず、喋りだけでゴリ押す「リズムおしゃべり系」として少し異色な発信活動をしています。
 
少し前にこんな動画を出しました。

ドラムでリズムを研究するのはこれ以上は無理的な内容で、いつも通りの煽り系です。
 
一応言っておきたいのですが、僕はドラマーです。 
 
これでも13年間アメリカでドラムだけで生活してきました。

 
そこから導き出した一個の結論が
「楽器からの逆算ではリズムの本質は掴めない」

専門外のアイデア

僕がこのようなスタンスで発信をするのにはちゃんとした理由があります。
 
「自信とリズム」という動画で紹介しているこの本。
 
*僕はこの本を英語版で読んだので細かい所は違うかもしれません。
 
これは美容整形外科医が書いた心理学の本です。
 
顔を整形する事でどれだけ人間の心理が変わるかを徹底的に研究したもの
 
僕はこの本に書かれている心理面からのアプローチ方法を使い、ガクガク震えていたLAの一流ミュージシャンたちとの仕事を大成功に収めました。 
 
動画にもしていますが、これはまた別の機会にまとめます。
 
その著者の言葉
「その道の専門家から革新的なアイデアはもう出てこない」
この本を書いた時は心理学の専門家からはフルボッコになったらしいです。。
 
しかしアメリカで50年以上も売れ続けているロングセラー本
 
美容整形外科医が心理学の世界に革新的な進歩を生み出したのです。

専門家の壁

現代はさまざまな専門分野があり、それぞれに専門家がいて研究しています。
 
楽器は楽器の専門家
ダンスはダンスの専門家
お笑いはお笑いの専門家
 
と完全に独立しています。
 
先程の著者の言葉
 
「その道の専門家から革新的なアイデアはもう出てこない」
 
簡単にいうと
「音楽の専門家からは音楽の革新的なアイデアは出てこない」
 
ここは僕なりに言い換えると
 
「ドラムの専門家からはリズムの革新的なアイデアは出てこない」

フルボッコ

その他にも僕はこんな喧嘩上等な動画を出しています

 
もう一回言いますがドラムは僕のアメリカ生活13年の基盤でした。
 
「ドラムの専門家からはリズムの革新的なアイデアは出てこない」
 
ここでこの「アレルギー反応まっしぐら」のメッセージを受け取る側には大きく分けて2通りの反応が見られます。
・行動に対しての批判
・アイデアに対しての批判
この2つは「批判」ではあるものの全く姿が違います。
 
先程の考えで僕はYouTubeで発信を始めたのですが、発信初期に日本でお世話になった方から大批判をされました。
 
今となっては色々なところでネタに使わせてもらっているので、感謝なんですが、こんな感じの批判
新興宗教か!
俺の周りもお前の事を胡散臭いと言っている!
俺たちが作った日本ドラマー界を邪魔するな!
これは警告だ!今すぐ発信をやめろ
まあ中々なフルボッコですね
 
残念な所は
 
彼は僕の発信内容を吟味して批判したわけではなく、なんと「15年前の女癖が悪いから聞く価値なし」とのこと 
(これは否定できない、、すまそん)
 
ここから言えるのは彼の批判は僕のアイデアに対してではなく、女癖の悪かった僕の「声を上げた」という行動です。

知らない事=否定のプロセス

人間は自分の知らない事を批判する本能を持っています。
 
これは原始時代に危険から命を守るという防衛反応から始まっています。
 
しかし現代では命を脅かされる心配は格段に減りましたが、この本能は残ったままです。
 
僕への批判はアイデアにではなく「声を上げた」という行動に対してです。
 
これを因数分解して考えると
「年下が自分より活躍する事を恐れる人は一定数いる」
これは人間の本能から生まれた現代病とも言えそうです。
 
「ドラムの専門家からはリズムの革新的なアイデアは出てこない」
 
もしこれがまかり通ってしまうと、彼のドラムの専門家としての立場を脅かされる事になります。

リズムの世界は音楽より広い

「その道の専門家から革新的なアイデアはもう出てこない」
 
今まで僕らはリズムを音楽の中だけで習い、楽器からの逆算という切り口しか持ち合わせていませんでした。
 
いつも紹介するこの動画
「リズムのない動きは一切ない」

この動画では
歩く
木を切る
鉄を打つ
木を削る
皮をなめす
粉を引く
話す
歌う
叩く
踊る
舟を漕ぐ
 
これら全てにリズムがあり、全て同じものです。
 
*アフリカンコンセプトを知っている人には映像も含め全て2・3で繋がっているのが分かると思います。

リズムの世界は深い

ここまでの考えで僕が導き出したのは
 
「音楽はリズムの使い道の一つにしかすぎない」
 
もっと砕けて言うと、
僕らはリズムに関する全ての事にアクセスできる音楽というツールを持っている。
これ素敵じゃないですか?
 
ということは専門以外の分野から僕らの専門分野に生かせるアイデアは数え切れないくらいありそうで、
 
専門外からのアイデアこそが革新的と言えそうです。
 
楽器のテクニックを追求する事は本当に大事な事です。
 
しかし音楽の愛好家として一生を過ごすのであれば
 
もっと広くて深い世界があるという事を知るのは人生の充実度に大きく関係してきます!
 
LAからは今日はこんな感じです!
 
みなさんいい1日を!
桐沢でした
 

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